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世界中の人々が涙した『Mother~無償の愛~』

『Mother~無償の愛~』は、2010年に日本で放送された『マザー』の韓国版リメイクです。

その後トルコでもトルコ版リメイクが放送され大ヒットし、世界32か国で放送されたとか。

日本の原版『マザー』ですが、完全オリジナルストーリーで脚本家の坂元裕二さんの書き下ろし作品だそうです。

主演を松雪泰子さんが務め、現代を生きる人たちの『母性』をテーマにした感動の社会派サスペンスです。

当時5歳だった芦田愛菜ちゃんの名演技と衝撃的なストーリーに、涙を流した視聴者は多かったのではないでしょうか。

それの韓国版なので、より社会の闇をリアルに描かれていそうだと思い見てみることにしました。

 

幼少期に心に傷を受け周りにすっかり心を閉ざしているスジン(イ・ボヨン)が主人公。

スジンは小学校の非常勤講師として働いていたが、そこで8歳の少女ヘナ(ホ・ユル)と出会う。

ヘナは母親(コ・ソンヒ)と母親の恋人から虐待を受けている。

そのことを偶然知ったスジンの中に母性が芽生え、ヘナを連れ帰ってしまう。

そして、スジンはヘナを虐待から救い出し、そのまま偽物の母娘となり逃亡を決心するというものです。

大筋の展開は日本版と同じですが、ラブロマンスも加わったりオリジナルの脚色も加えられています。

 

スジンのしたことはれっきとした誘拐ですが、それはヘナを助けたいスジンの一心だったのです。

スジンも過去に虐待をされていたので、幼少期の自分と重ね合わさる部分があり放っておけなかったのかもしれません。

2人がどこまで逃げ切れるのかが見どころです。

中だるみ一切なしでスピーディな展開なので、作中へどんどん引き込まれていきます。

 

ネタバレになってしまいますが、最後スジンは海外逃亡をしようとしますがうまくいかず逮捕されてしまいます。

そのシーンがなんとも切なくて…

途中でヘナの母親がスジンを取り戻そうとやってきましたが、その時の母親の様子からしてもスジンが守り切ってくれてヘナは救われていました。

ヘナ自身が母親のことを怯えていましたし。

2人が幸せに平穏に日々を送ってほしい、ただただそれを願いながら視聴するそんなドラマでした。

  • 噂には聞いていたけれど
  • 気になっていたドラマ
  • 社会派サスペンスが見たい

そんな方は、一度ご覧になって下さいね。